恐れを感じていなければ、成長はない | Lifehacking.jp
自分のためにメモ。
「成功」と「達成」に向かうことが常に高揚感や充実感にあふれた感情を与えてくれるものだったら、きっと栓がぬけたお風呂の水のようにそちらに向かって抗しきれずに吸い込まれてゆくでしょうに。
でも実際には、そこに到達する前、特に達成する直前には自己不信と不安感の闇が広がっているものです。
しかしすべての感覚や感情にはそれが与えられた意味があります。痛みが危険を教えてくれると同じように、未知に対する恐怖、未確定な状態に対する不安感にも、自分がおかれた状況を客観視できるようになるための積極的な意味がある
自分を信じろ。
- 恐れは危険を教えてくれる: 恐れはなじみのない状況や立場にたったときのレスポンスの仕方を教えてくれます。なじみのない状況には危険がひそんでいるかもしれませんので、「恐れ」はいつも以上に周囲の状況に注意力を割くことを要求することで私たちをその危険から守ってくれるのです。こうした「恐れ」を必要以上に「恐れ」る必要はないのです。
- 恐れは成長の途上にあることを保証してくれる:私たちは「今までにしたことのない行動」に対しては自動的に恐れを感じるように作られていますので、たとえ自分のためになる行動であっても恐怖と無縁ではいられません。
何か新しいことを学んだり、挑戦しているときの「恐れ」はむしろ成長していることの証で、逆にいうならそれを感じていない場合は成長はしていないといってもいいのです。
- 恐れは何が大事かを教えてくれる:たくさんの選択肢が与えられているこの世の中で、私たちにとって何が大事なのか確信をもつのは容易ではありません。一つの指標になるのは、それを失うことに対してどれだけの「恐れ」を感じているのかを客観的に考えてみることです。
失いたくないと思っていること、あるいは拒否されることが怖いあまりに実行していない行動は自分にとって最も大事なものである可能性が高くなります。「恐れ」を、自分の心の鏡に使えるのです。- 恐れは満たされていないギャップを明らかにしてくれる:大事なことを中途半端にしたままでいると、「恐れ」が生じて「まだ不十分だよ」「まだ手を加える必要があるよ」というリマインダとなってくれます。これはクリエイティブな仕事で特にそうですが、こうした「恐れ」が、自分の作品に存在する「完成版との間のギャップ」を明らかにしてくれるのです。
自分に負けるな。