オバマ大統領のように話すための5つのヒント – IT業界を生き抜く秘密10箇条 – ZDNet Japan

オバマ大統領のように話すための5つのヒント – IT業界を生き抜く秘密10箇条 – ZDNet Japan

1.聴衆の関心事について話す
 オバマ大統領が初めて議会との合同会議で演説をした際、まず最初に自分自身の話ではなく、「われわれ」という視点で話をしたことに気づいただろうか。例えば同氏は、米国民の眠れぬ夜や、融資が受けられないために御破算になるかも知れない大学入学について話した。
 これは素晴らしいやり方であり、あなたも同じことができる。話の始めに、聴衆が直面している状況を一般的に定義することだ。聴衆がその話に同調して、うなずくのを見たら、彼らの念頭にある問題や課題の説明に移る。あなたの立場ではなく、聴衆の立場からスタートするべきだ。一旦彼らの注意を引きつければ、聴衆をあなたが望むところへ連れて行くことができる。

2.単純にする
 完璧な議論と説得力のある議論は違うということを理解しなければ、大きな過ちを犯すことになる。すべての聴衆は、どれほど洗練されている者でも、集中できる時間は限られており、話された情報の詳細を覚えておく能力も限られている。細かい情報を盛り込まないでおくことを恐れる必要はない。情報は選択する必要がある。完璧で詳細な議論も、聴衆に届かなければ意味がない。

3.聴衆が考えていることを予想する
 オバマ氏と同氏のスピーチライターは、ゲーテの偉大な文章を意識しているに違いない。「発されたすべての言葉は、逆の考えを想起させる」。その意味するところは、ある考えを表現すれば、それを聞いた人は反射的に他の、その話題の言及されていない側面について考える可能性が高いということだ。
 この「逆の想起」に対処していないプレゼンテーションは、聴衆の注意を失う。なぜなら、聴衆の内心に浮かんだ疑問や懸念に答えていないからだ。従って、それを予想しなくてはならない。聴衆に対し、逆の見方についても彼らよりもよく理解していることを示し、それでもあなたの提案や議論の方が優れていることを説明しなくてはならない。

4.間の取り方を学ぶ
 オバマ氏は、間の取り方の名人だ。この技術が実際に使われているのを見たければ、シカゴで行われた大統領就任演説を見てみるといいだろう。オバマ氏は、話していることに聴衆がついてこれるよう、間を取っている。オバマ氏が間を取るのは、同氏の言葉を消化してもらうためだ。ある意味では、オバマ氏の間は、われわれを休ませるためのものでもある。間はまた、落ち着きと思慮深さを演出する。
 間の取り方を習得するのを助ける方法を以下に示す。
自分の文章を/このように/短い言い回しに/区切ってみる。/まず、/それをささやき、/すべての息継ぎマークのところで/息継ぎをしてみる。/次に、/実際に/同じやり方で/話してみる。/同じことを/違う文章で/毎日/練習する。
 どこで間を取るかは、あなた次第だ。厳密なルールは存在しない。しかし、試してみて欲しい。すべての息継ぎマークのところで、ゆっくり3秒間息を吸ってみる。時間がたっぷりあるかのように話すことだ。この練習の目的は/あなたの体に/ゆっくり話すことを/教え込むことだ。

5.リーダーらしいボディランゲージを習得する
 オバマ氏のボディランゲージは、ゆったりした、流れるようなものだ。緊張や恐れは見せない。オバマ氏は落ち着いており、断定的だ。これは、他の人にあなたの要求を聞き入れてもらうときに、あなたに必要なことだ。オバマ氏のスムーズさの究極の技を見たければ、同氏がEllen Degeneres Showに登場する場面を見てみるといいだろう。
 最後に、リハーサルをする必要がある。書見台や部屋の前に、落ち着いて歩いていく練習をする。そして自分の草稿を落ち着いて整える。自己主張を込めて、聴衆を見渡す。一瞬沈黙の時間をおいてから、導入部を話し始めよう。
 落ち着きは権威を感じさせる。主導権を握っているように振る舞えば、実際に主導権を握り、注目を集めることができるだろう。

オバマ大統領の所作は本当に何か魅了されてしまうものがある。
ぼくも勉強して、少しでもこういうパフォーマンスができるようになりたいなあ。

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