ぼくの会社の「ホウレンソウ」

確かに一理!「報連相なんてムダ!」という外国人ビジネスマンの言い分 – モチベーションは楽しさ創造から

↑ この記事を読んで、確かに一理! というか、激しく同意したい気持ちでいっぱいになってしまった。

外国人ビジネスマンの言い分:
  • 大事な事は結果だ。結果が全て。結果を出すまでのプロセスをイチイチ「報連相」するのはオカシイ
  • 本来結果を出す為の活動に時間をかけていく必要がある。(例えば、営業マンであれば顧客への訪問等)しかし日本企業は「報連相」にたくさんの時間をかけている。時間の無駄である。
  • 私達には、「ある仕事に関しては権限」が与えられているハズ。その権限、職責に関しては自由に仕事をさせてもらえるハズ。それなのに、なぜ「報連相」を要求されるのか?上司から支配される必要があるのか?

結果を重視する外国のビジネススタイルを正に表した意見だなと思いましたが、
彼らは本当に考え方がシンプル。なんだか、ものすごくうらやましい。

日本の「ホウ・レン・ソウ」も、仕事をしていく上で大切な役割を持っているということは、一応わかっているつもりです。
ただ、やはり必要以上にやりすぎな「ホウ・レン・ソウ」は、色々と良くない面もあるよなあ…と、ぼくが今働いている会社のやり方と照らし合わせて考えてみて思うところがあり。
自分なりに自分の会社の状況を整理してみた。

ビジネスマンのモチベーションを低下させる

部下は子供扱いされたと感じ、「こんな細かな事まで報告しないといけないのかよ。信頼されてないなぁ」という気持ちにさせていく

 

ぼくの会社では、つい最近から通常業務時間外に仕事をする場合に、
就業前申請/残業申請 というものを申請しなければならなくなった。
事前にこれらの申請を出さないと、朝ちょっと早めに来て仕事をすることも、夜残って残業をすることもできない。
(厳密には、できるけど仕事をしたという業務時間としてみなされなくなってしまった)

これは、会社体制を法的にきちんとするために、今まで出ていなかった残業代を支払ってくれるようになったためだ。
残業代が出るようになった分、時間の管理もきっちりとやっていかなくてはいけないのだ。

残業代が発生するため時間管理をきっちりしないといけない、という考えは理解できる。
しかし、果たして、時間=給料 という方程式がきちんと成り立つのかという点に疑問を感じているのです。
例えば、仮に効率良く仕事をこなして定時に帰宅する人 Aと、
効率が悪くて遅くまで仕事をしている人 Bでは、(Aの方が業務量が多い場合でも)
残業代が発生する後者 B の方が多くお金をもらえてしまうシステムなんですよ。
(ぼくの会社はたぶん給料はあまり良くない。他の人がどれだけもらってるかはっきりとは知らないんですけど、仲の良いほぼ同期のやつにそれとなく聞いてみても、まあぼくと似たような感じ。(そいつはポジション的にはわりと会社にとって戦力な人材です)おそらく、昇給率がものすごく悪い。ぼくももうすぐ勤めてまる3年ぐらいになるが、入社時からの金額はほとんどといっていいほど変わっていない。結局、仕事ができる・できないはあまり関係がなく、みんな大体同じくらいの給料なんじゃないかと思っている。もちろん一部の古株な人たちはそれなりにもらっていそうだが。要は年功序列を重んじる会社なのだ。だから、一般の人達を対象とするならば、残業する人のほうが多くお金をもらえるというシステムになってしまう。実際の業務成果ではあまり評価されないから。)※いや、ぼくが仕事できるやつって言ってるわけじゃないですよ!

これってどーなのかな。。
残業代が出るのは良いことだけど、今の時間管理体系と給与(評価)体系が正当に運用されているようにはどうしても思えない。
これじゃあ、まるで残業を推奨しているようなもんだ。おまえらもっと残業しろと。
つーか、残業なんてしんどいし、ばからしいし、ぼくは嫌だ。極力やりたくない。嫌いだ。
ぼくらはアルバイトじゃない。正社員として働いているんだ。こんな風に時間管理される仕組みじゃないとダメなのか・・?なんか違うような気がする。。
(だったらどーするんだ、と言われると答えは持ち合わせていないのだけれど。。)
残業代を支給するためには、こんな感じの管理体系が必要なのか?他の会社とかではどうやっているんだろう?

…と、前置き(グチ)がかなり長くなってしまいましたが、(ごめんなさい。。)
上記のような経緯があって時間管理されること(業務時間報告)に対してかなり不信感を抱いているんです。
もう、モチベーションも下がりまくりです。
ぼくの場合、子供扱いされているという感じではないんですが、何か会社側の都合のいいようにされてしまっている!という会社への不満ですね。

生産性を低下させる

過剰な「報連相」を要求すると、報告書を作成する時間、上司との打合せをする時間ばかりが増えていきます。そうなるとコアとなる仕事の時間がドンドン減ってきたり、ムダな残業ばかりが増えていき、肝心の成果が上がってこなくなる

 

ぼくの会社では先ほどの話と関連して、業務報告を毎日所属部長に提出することになった。
就業時間中にどんな業務をこなしているのか?無駄な業務のせいで残業が発生しているのではないか?そもそも仕事をさぼって残業代目的でいたずらに会社に残っている悪いやつはいないか?などなど。。
おそらく、このような理由から日々の業務報告の提出が義務づけられた。
そして、この業務報告の内容からボーナスなどの評価基準にもなるらしい。
本当かどうかは定かではない。。まーちょっと(いや、かなり)怪しい。

というか、業務報告の内容って上の人達はちゃんと目を通しているのだろうか…?
担当社員分(ぼくの部署だと13人くらい)の業務報告を合計すると、結構なボリュームになると思うし、
それが毎日貯まっていくんだから、部長の負担は相当なものだ。。
社員だってめんどくさい、、はず。みんなどう思ってるんだろう。
(ぼくは正直かなりめんどくさいし、あまり意味がないと思っている)

結局、管理が大変なだけで、社員も部長もだれも幸せになれてないんじゃないかなーと。(なにかの役に立ってる?)
もし業務報告の内容を確認しきれないような事態になってしまったら即刻止めるべきだと思う。まるで意味がない。
業務報告の提出は、個人的には大いなる時間の無駄だと思ってます。

責任を曖昧にさせる

「報連相」をベースに上司から細かな指示を与えられて仕事をすると、成果が出たとしても、「俺がやった!」という達成感が薄くしか感じられないし、評価も微妙になる。また逆に、成果が出なかったとき、「上司に相談してやったんだから、俺のせいではない」という無責任感を生みやすくなる。

 

ぼくの会社では上司から細かな指示を与えられて仕事をするというような感じではないです。
プロジェクトの進行は各スタッフにほぼ委ねられています。
自分からhelpをアピールしない限り、基本放置プレイです。(いいのか、悪いのか…)
ただ、例え成果を出したとしても、それが直接的に給料という評価には直結しないので、達成感という意味では微妙ですね。。
(また、グチを、、ごめんなさい)

ホウレンソウが責任を曖昧にさせる面は確かに一理あるなーと思う。うちの会社でも同じくそういった要素はあるように思う。
ただ、「結果としての責任が曖昧になるからホウレンソウは意味ないぜ!」って言い切れるのは、かなり仕事ができる人(=自分に自信がある人)だよ。
これが、まだ日本でホウレンソウが仕事の基本だと認識されている一番の理由じゃないかとぼくは思う。(日本人は基本的に謙虚だから)
悪い面では、責任を曖昧にさせるという部分があるけど、何かあった場合に責任を一人でまる被りしなくて済むという、自分を守ってくれる要素があるからだ。
この保身要素(ある意味保険的な役割)がないと、怖いのだ。失敗が怖い。
外国の人って、こうゆう感覚がないのかな?
機会があれば、外国人ビジネスマンに是非このへんの事についてじっくり話を聞いてみたい。

失敗なんか恐れず、周りの人間に惑わされることなく、自分の信じた道を突き進みながら仕事をしていく。
なんてすばらしい!(間違った方向だとかなりタチが悪いけど)
外国人ビジネスマンが日本人に比べてビジネスセンスに長けているのはこういった部分なんだろうな。

ハートが強い。すげえよ。憧れます。

ぼくも、このへんの仕事に対する気持ちの持ち方みたいなところは、
外国人ビジネスマンを見習ってそういう風に仕事ができるようになりたいなーと本当に思う。

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