説明上手になるための7つのポイント

日経ベンチャーonlineで今後とても参考になりそうな記事があったので、勉強のためにメモ。

会社の長期的展望を語り、一体感を高める。叱咤激励し、やる気を喚起する。部下に熱い想いを語ることは、実は、財務分析やマーケティング能力以上に、上司にとって重要なスキルの一つ。部下の心に染みいる、「想いの伝え方」をマスターすることは、組織を率いる者の必要条件だ。


1. 長話は禁物
普段の生活でも長話は嫌われることが多いが、上司の話が長いと部下の反感すら買いかねない。「聞き手は元々飽きやすくできている。人間はいつも相手の話を聞こうと待ち受けているわけではない。自分から求めて相手の話を聞いているときでさえ、話が長いとだれる。聞き手の集中力が続くのはせいぜい10~15 分」(福田会長)。

上司が部下に話をする場合なら、「理想は3分間。1分でもいいくらい」(福田会長)。短いにもかかわらず含蓄のある話をしてこそ、上司は尊敬される。

2. 起承転結に拘らない
良い話の典型例とされる起承転結型。しかし、実は起承転結はドラマや詩などにふさわしく、ビジネスの場では、分かりにくくなる可能性がある。「良い話の条件は短いことと分かりやすいこと。まず言いたいことをずばっと話して、その理由を話す『結論先行型』がよい。最後にもう一度、『今日はこの話をした』と念押しをすれば完璧」(福田会長)。

【具体例】
× 「今は不況です」(起)→ 「仕事が減っています」(承)→ 「時間に余裕があれば、仕事の進め方を見直す時間があります」(転)「不況の今こそ業務改善を進めましょう」(結)
○ 「不況の今こそ業務改善を進めましょう」(結論)→ 「なぜなら、仕事の進め方を見直す余裕があるからです」(理由)

3. 横文字は使わない
話を分かりやすくするには、言葉にも気を使うべき。極論すれば、横文字は使わない方がよい。

4. 「家庭」に例える
「難しい話は例えろ」というのもスピーチの鉄則とされるが、例え方が悪いと、話が混乱する場合がある。「政治に例えると」「プロ野球に例えると」のように、必ずしも聞く側全員が知っているわけではない特定分野に例えるのは危険。本誌が推奨するのは家庭など、身近なものに例えることだ。

【具体例】
× 「日本の借金は853兆円。一世帯あたりの負担額にすると、1936万円、国民一人当たりでは673万円にもなります。大変な金額です」
○ 「日本の財政を家庭に例えると、400万円の年収しかないのに、毎年800万円も使って家のローン残高が8000万円という状況です」

5. 話の前に、「時間」と「ポイント数」を話す
「聞き手の興味を引き付けられるかどうかは、話の始め方にかかっている。スタートが良くないと、『また、つまらない話が、始まるのか』と思われてしまう」(福田会長)。
 話の全体像を初めに提示することは、聞く側の集中力を持続するのに有効な方法だ。項目や主題を先に提示すれば見通しが立つ。その後、本論に入るのがベスト。

6. 話は「あいさつ」と「間」から始めるべし
「人前に出ると人間は緊張して焦る。そこでどうするか。立ったら、口を閉じて、2.3秒、間をおくとよい。2.3秒の間は、話し手の気持ちを落ち着かせると同時に、聞き手の注意をこちらに向ける効果がある」(福田会長)

【5・6の具体例】
○ 「おはようございます。(間)本日、私からは3分ほど話をします。今日、みなさんに伝えたいポイントは二つです」

7. ネタは自分の体験から
この順序で話せば絶対伝わる  自分の主張(結論)の理由を述べる際は、自らの体験談を語るのが最も説得力がある。

◆以上ポイントを整理すると要点は以下6つとなります。

1. あいさつ ⇒「みなさん、おはようございます」
2. 時間を提示 ⇒「今日は私から3分ほどお話します」
3. ポイントの数を提示 ⇒「本日みなさんにお伝えしたいポイントは2点です」
4. まずは結論から話す ⇒「今日、私は~ということを言いたい」
5. その後で根拠を話す ⇒「なぜなら、~だからです」
6. 締め ⇒「だからみなさん、~しましょう」※4で言いたかったことを念押しする

勉強になります。。
部下から尊敬されるような大人になりたいものです。

引用元:
日経ベンチャーonline ニッポンの社長へ: 話し力(ぢから)

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